人にとっての幸せってなんでしょう。
よく言われる「小さなしあわせ」とは。「大きいしあわせ」と何がちがうの?
裕福さ、健康、器量がいい、または結婚してるか、離婚したかなど実はあまり関係ないのかもしれません。
誰もが幸せを素直に受けいれられる、興味深い本をご紹介します。
幸福を決める3つの因子
23か国で翻訳されている世界的ベストセラー!
ソニア・リュボミアスキーさんの
新装刊 幸せがずっと続く12の行動習慣
自分にとっての「幸せ」、どうしたら幸せになれるかがわかる本で興味深い内容。
「幸福」について30年以上研究しているリュボミアスキー博士による
「人は何によって幸せになるのか?」ということを、現在の科学者がまとめた1冊です。
「持続的な幸福」の研究結果をまとめたなかで、
とくに注目されているのが「幸福を決める3つの因子」
50%が遺伝 10%が環境 40%が意図的な行動
最後の40%はわたしたちがコントロールできる幸福だそう。
幸福度の50%は遺伝
人はそれぞれ特定の幸福度の設定値をもって生まれくるそうです。
その設定値は生物学上の母親か父親、あるいは両方の親から受け継いだものです。それは幸福の基準になるものまたは幸福になれる可能性であるもの。たとえ大きな挫折を経験したり、または大成功を収めたあとでも、人はその基準点(設定値)に戻っていくそうです。
遺伝は持って生まれたもので50%は変えられそうにありません。
幸福度の10%は環境や状況で決まる
では考えるに幸福度に一番影響がありそうな部分。
「裕福か、貧乏か」とか「健康か、病気がちか」とか「器量がいいか、人並みか」また「独身か、既婚者か、離婚経験者か」などの環境による違いにいたっては、幸福度のわずか10 %しか占めないのです。
これはちょっと意外です。
この結論にはしっかりとした科学的な根拠があって「年収1000万ドル以上の裕福なアメリカ人の幸福度は、彼らが雇っている労働者の幸福度と比べて、やや上にすぎなかった」ということが報告されています。
また影響を与える要素として、裕福さや美しさ、健康などはさほど影響しないという研究結果もでているようです。
まずは「生活環境は幸福になるための最大の鍵ではない」ということが本当だとすれば、私たちひとりひとりが幸福を追い求める力は、別にあり期待できそうです。
残りの40%は?
幸福度を決める残りの40%。これは日々の意図的な行動によるものなのです。
幸福度を上げることができる40%の部分は自らがコントロールできる。ってすごくないですか?
その40%とは日常生活での行動や考え方を通じて幸福度が高まる余地があるのです。まだまだ人生捨てたもんじゃない!
感謝を5つ書きだす
「感謝しているもの」「ありがたいこと」「恵まれていると感じること」などを週に1度書きだします。
1週間の出来事を振り返って感謝したり、ありがたいと思ったりしたものを5つまで。
「今週、私が感謝しているのは……」という言葉に続いて書き加えていきます。
感謝日記なるもの。
感謝を表わそうと努力した日には、いっそう興味や興奮や喜びなど「ポジティブ感情」になっていくらしい。
そしてこれまでに比べて誰かを助けたり、まわりの人との絆を感じる傾向が強くなり、さらに気持ちが落ち着きぐっすり眠れるようになったとのこと。
どんなことが起きても楽観的に感じ、より満足感も増します。さらに、頭痛や吹き出物、咳、吐き気など、身体に起こるさまざまな悪い症状が減少すると同時に、自分のために運動をする時間が増えたというのです。
心身共にいい感じですね。
幸福だと感じる人の考え方
さいごに「最も幸福な人々の考え方や行動パターン」も紹介され興味深いです。
・多くの時間を家族や友人と過ごし、その人間関係を大切にして楽しんでいる
・誰に対しても感謝を表わすことが苦にならない
・同僚や通りすがりの人にまっ先に支援の手を差し伸べる場合が多い
・未来を考えるときは、いつも楽天的である
・人生の喜びを満喫し生きようとしている
・毎週、または毎日のように身体を動かすことを習慣としている
・生涯にわたる目標や夢がある
このように行動しているから幸福度が高いのか、または幸福度が高い人がこのような行動になるのか?どちらにせよ「ポジティブ感情」に違いありません。
最も幸福な人々にも、当然ストレスや災難、悲劇さえ起こり得ます。
つらい環境におかれると落ち込み、感情的になるかもしれません。
普通の人と違うことは1つ。
「困難に直面したときに対処する考え方や強さ」にあると。
新年まだ始まったばかり。
40%の幸福度を上げるために意図的に行動してみようと思います!
では、
ごきげんよう。
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